看護

新人看護師時代、私の失敗で患者さんが急変、、、私の経験談と失敗した後に必要な4つのことお話しします。

くみ

💗看護師歴20年。2人の子供出産後も大学病院で働いています。 時短勤務終了し、今はフルタイム勤務 時短勤務の間にやっておけばよかったことを、皆さんに伝えたくてブログ開設しました。今は、病棟から外来へ異動してゆっくり働いています。

新人看護師さんに限らず、看護師をしてると失敗することもちろんありますよね。

医療現場において、自分の失敗が患者さんの命取りになることはいくらでも考えられます。

その度に自分の失敗を責めてばかりでは、心も体も疲弊してしまいます。

私は、18年看護師として働いています。

ICU、病棟、外来、と経験してきました。今でも失敗することはもちろんあります。

私が経験した失敗は数知れず。。。

それでも仕事を続けるために知っておくとよいこと4つお伝えします。

この記事は

  • 看護師だけど、仕事の失敗が怖くて辞めたい。
  • 自分の経験、観察不足で患者さんが生命の危機に陥りそうになった。何が悪かったのかわからず恐怖を抱いて仕事をしている。
  • いつも失敗ばかりで仕事が楽しくない。こんな風に思っている看護師の方へ向けています。

私は新人看護師のころ、先輩が怖くて、何か失敗しても「すみません!次から気を付けます!」としか言えませんでした。

できることは、「もう二度と同じことをしない。」という誓いをするのみでした。もちろんそれでは、何も解決できずまた同じ失敗を繰り返してしまいます。

ここでは、失敗した後に行う大切なことについて書いています。

失敗の後にやることを変えれば、過去は変えられないけど未来は変えることができます。

新人の頃のエピソードです。

めちゃめちゃ怖い先輩との仕事の日。清拭(患者さんの体拭き)を一人でやっていました。

「やばい!早く終わらせなければ、この後に点滴作って、吸引もして、、、」と考えながら行っていました。。。

清拭は無事に終わったつもりでしたが、点滴の針が入っている所の固定用テープがはがれていることに気づきませんでした。

なぜか、速攻先輩には気づかれ「なにこれ?はがれてんじゃん。しかも抜けそうだし」と注意されました。

「何見てたの?信じられない、これに気づかないなんてほんとに何も任せられない」と先輩に言われ。

めちゃめちゃへこんだ記憶は、18年たつ今も鮮明に残っています。

幸い患者さんには何も起こらなかったのですが、そのまま気付かなければ確実に点滴の針は抜けてしまっていました。 今思うと本当に怖いですよね~。

その点滴からはとても大切な薬(カテコラミン)が投与されていました。

もし、点滴が抜けて長時間放置されていたら、薬剤(カテコラミンというとても大切な薬)が投与されないという状態になり。

 急変を招く事態になっていました。

放置していたら、死につながるような事態が起こっていたと思います。 今でも考えると背筋が凍ります。

看護師を何年も続けていればこのような経験をしている人は、多いと思います。

当時(新人時代の自分)の思い

しかし、当時新人看護師の私は失敗しても事の重大際に気づいていませんでした。

今だからわかりますが、怖いもの知らず。という感じでしたね~。

「だって忙しいし、気付かなかったんだもん!」と心の中で思い、どうしたら良かったかをあまり深く考えていませんでした。

こんなことでそんなに怒らなくても、、、とも少し思っていました。

当時1年目の自分にはあまり事の重大さが認識できておらず。「すみませーん」って感じでした。

多分、先輩を怒らせる要因は自分にもありました。

しかし、看護という仕事は観察がとても大切です

観察し、気づくことができなければ仕事になりません。看護師の気づきで予防できることたくさんあります。

当時の自分には気づくことができなかったけど、今は、こうした小さなミスが多きなミスを招く要因になるということを認識しています。

1失敗した時にどう事実と向き合うかが大切。

  • 失敗をした時には、言い訳ではなく事実と向き合おう
  • どの行動が失敗につながったか、何をしたから悪かったのか?または、何をしなかったから失敗したのか?事実を考えることが必要です。ことのときに、言い訳をしてしまうと事実が見えません。
  • 「だって」「でも」という言葉を使うと感情が優先されて、自分を守ることを第一に考えてしまい、事実が見えません。あくまでも、客観的事実をとらえるようにしましょう。
  • 失敗が起きた場合、解決策を導くために周りのスタッフは、個人の問題とシステムや環境の問題が無いかを考えています。
  • 感情的になると原因が見えなくなり、周りも解決策を導くことができません。
  • 「だって、忙しい、自分ばっかり」と言っている人には誰も協力してくれません。ですから、事実を振り返る必要があります。
  • 自分の手順が抜けていたり、技術が未熟でも恥ずかしがらずに話しましょう。

解決策

・もし、手順のスキップが判明したら、どういう状況でスキップをしてしまうかを考えます。

例:①ナースコールが鳴って仕事の途中でナースコールにでたら、今やっている作業をスキップしてしまった。→ナースコールが鳴ってもひとまず今の作業を終えてからナースコールに対応するようにする。

  ②次の仕事を考えていた(初めて経験する仕事で頭がいっぱいだった)、観察するのを忘れてしまった。→今やっている作業を終わらせてから次のことを考えるようにしましょう。

2自分がしたことを時系列で振り返る。

何かを失敗した時には、時系列で事実の振り返りを行うことが必要です。時系列で振り返ることで、いつ自分がなぜそうしたか振り返ることができます。

ここで、「忙しかった、余裕がなかった 先輩が怖かったから急いだ、次のこと考えていて何をしていたか記憶がない」という感情とともに振り返ると思い出しやすいです。

忙しいとどうしても、普段やっていることができない。見落としてしまう。ということにつながります。

ですから、見落としがないように手順が決められていたり、ルーチン作業というものが存在します。

解決策

・時系列で事実を振り返り作業の抜けが判明したら、日々立てているスケジュールに、仕事の前後で観察することを書いておきましょう。

面倒でもこのメモを置いて毎日確実に仕事ができるように意識していきましょう。

例:清拭の場合

この人には、どんなルートが入っているか?準備の際にはどの種類の固定用テープが必要か?それから清拭の最後に点滴が入っているか、挿管チューブの長さは同じかどうか、バイタルサインは問題ないかなど必ず確認すると決めます。

恐らくあなたもこうしたことを、看護学生の時代から言われていると思います。

ですが、日々の仕事の忙しさや急に鳴るナースコールが鳴ってしまい、慌ててしまうことで手順をスキップしたり、あとからやれば大丈夫。と思ってしまうため、ミスが起きてしまうのです。

その小さな積み重ねが大きなミスにつながります

これらの基本事項を守って仕事の癖をつけられるといいですね。

3自分の失敗談を書いたものを他者と一緒に確認する。

新人看護師のころは、インシデントレポート(仕事でミスがあった場合書くレポート)書くの嫌でしたね~

でも、起きたことは変えられない。ここで隠してもまたいつか同じことをしてしまうので頑張って書きましょう。

自分でレポートを作成したら、まずは自分が信頼している人に意見を聞きましょう。

ここで、嫌いな先輩や仕事で尊敬できない先輩に意見を求めると、さらに気持ちが撃沈する可能性があるので要注意です!!

失敗は、誰にでもあることです。この自分の失敗を他人と共有することで患者さんの安全が守られるという認識でレポートを書くと良いです。インシデントレポートは、ミスを責めたり、犯人捜しをするものではありません。

インシデントレポートを書く際に、この認識があるのとないのでは、レポート自体も意味のないものになってしまうので注意しましょう。

間違えても、インシデントレポートを反省文としてとらえるのはやめましょう。

そのレポートでカンファレンスができるといいですね。

そして、この失敗は自分のみに限られた物ではないという認識を持ちましょう。

他の人も、いつか同じことをする可能性があります。

4他の人が失敗した時もその人が原因と考えず、本質を考える

・他人の失敗を見たときには、自分もいつか同じことをするかもしれないという意識を持ちましょう

 この意識を持つことで、普段の仕事に潜むミスを防ぐことができます。

先輩が色々なことに気づくことができるのは、知識・経験があるからです。失敗も含めて常に物事と真摯に向き合ってきた人は、ミスも未然に防ぐことができます。

・皆さん憧れの先輩がいると思います。しかし仕事ができると思っているその先輩も過去に必ず失敗を経験しています。機会があれば聞いてみてください。きっと身近に感じることがで切ると思います。

失敗したことに誠実にに向き合ってきた人は、そこから学びがあることも知っています。したがって他人の失敗にも真摯に向き合うことができるのです。

失敗しない人なんていないです。失敗してもまた挑戦すればいいんです。

「挑戦のない人生なんて意味がない」

「あり金は全部使え」著:堀江貴文より

失敗してもまた、挑戦できるように準備が必要なのでインシデントレポートを書いて、皆と共有するのは、次の挑戦への準備と思ってください。

自分の失敗が、必ず誰かの役に立っています。

何より怖いのは、「失敗したから看護師続けられない。もう辞めたい。。。」と思ってしまうことです。

どんな仕事をしても、失敗はあります。看護師のインシデントレポートは、他の業種では行わないことなのかもしれません。

しかし、この振り返りを行うことで自分の弱みを知ることができて成長につながります。

新人の頃は、なかなかこんな風に思うことはできないと思いますが

失敗した後には成長できるチャンスと捉えてレポートを書きましょう。

大切なことは、失敗とどう向き合うか

私は看護師の仕事をしてきて、数々の失敗をしてきました。日常生活でも同様です。

しかし大切なことは、失敗した後にどう行動するかです。

失敗の後は、どうしても自分を責めてしまうと思います。

落ち込む時間も大切です。しかし、落ち込んでばかりいても時間は止まりませんし、時間を巻き戻すこともできません。

過去は変えられません。未来を変えられるように考えていきましょう。

失敗した時は、自分と向き合う自分を大切にする時間という風に考えていくと楽になるかなと思います。

あとは、疲れたらマッサージに行くなどリフレッシュする方法を見つけることも大切です。

どんな仕事でも失敗はつきものです。経験があってもなくても人間は、失敗するものです。

でも、そんな時でも気持ちを切り替える方法を持っているといいですね。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。コメント、質問などいただけるとうれしいです。

これからも、自分の経験をもとに看護師の仕事について発信していきたいと思います。

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