
こんにちは。
いっきゅーさんです。
子育てしながら、20年近く看護師として病院で働いています。
私自身、1人目と2人目の出産時に産休、育休しっかり頂きました。
本当に助かりました。
さて、先日同僚の男性が育児休業を取りました。
そのころ私の職場は、上司が心を病んで休んでしまい、
ベテラン看護師が自己都合で辞めてしまい、病棟業務は本当に大変でした。
こんなに忙しいのになぜ?、奥さん仕事してないのになぜ?
なぜ、師長は許可したのだ!という思いでした。
しかし、そんな時に目にした育児休暇改正のニュース
2021年6月に育児・介護休業法の改正法がありました。
今回は、この改正により男性が育児休暇を取りやすくなっているという現状をお伝えしたいと思います。
日本では
1992年4月1日より 「育児休業法」が施行されました。
そんな昔からあったのですね。びっくり!
現在ももちろん「育児・介護休業法」によって男女ともに育児休業の取得を認められています。
しかし実際はどうでしょう
制度の一人歩きって感じがしますよね。
実際20年近く働いてきて、男性が育休を取ったのは今回の同僚が初でした。
多分勇気がいることだったと思います。
おそらく上司の反発もあったと思います。
でも彼は、育休を取得し1カ月後仕事に復帰していました。
大きな一歩なのかなと思います。
当時は、受け入れられなかった私ですが。。。
自分も2人の子供を持つ母親であるため育児の大変さを知っています。
ですから夫が育児へ能動的に参加してくれていれば、
よかったのかなと思うこともあります。
厚労省は、
2007年には、10%男性の育休取得率10%
2020年には、13%に引き上げる目標を掲げていました。
実際は!2020年 12.65%
女性は、8割取れているのに対し男性は12パーセントです。
皆さんは、どう思いますか?
令和4年4月1日より順次施行予定の
育児休業法改正で今後男性の育休取得率が上昇していくのではないかと思います。
出生後8週間以内に 4週間育休を申請できる
今回の改正で今までは申請期間は、今まで1カ月前とされていましたが
2週間前の申請へ変更になりました。
申請期間が2週間前に短縮になりました。
✰ただし、これは、労使協定で定めている場合1カ月としてよいとなっています。
育休取得分割可能となった
2回分割して取れることになります。
分割できるのいいですよね。
育休後の復帰時期を検討するにあたり、もう育休には戻れないんだと思っていつから働こうか悩んだ記憶があります。
もう一度戻れると思うと気が楽かなと思います。
休業中の就業可能となった
育児休業中も事前に調整したうえで、就業可能となる。
育休取得日数の半数を就業可能とした。
育休中でも、仕事をしてよい。としたことで、育休中の勤務が可能である。
また、リモートワークの復旧により育休中でも仕事をすることが可能となった。
育休中の給料
ちなみに、育休中の収入についてはハローワークからの支給が67% 7か月目以降は50%
だが、社会保険料が免除されるので加味すると、収入は8割程度見込める計算になりますね。
うれしいですね。
ただし上限があり、最初の6カ月は28万円 7か月目以降は21万円
育休後すぐにもらえるわけではなく2か月後くらいにもらえます。
その後は、2カ月分まとめてもらっていました。
私の時も、総支給額の50%の給料をいただいていたので本当に助かりました。
安心して育児に臨むことができたのと今までの税金の多さに驚いたのを覚えてます。
男性看護師の職場は、圧倒的に女性が多いと思います。
従って職場の圧を感じ、言い出せない。女性看護師が強すぎて言えないという状況は想像がつきます。
私が勤める職場は、3月末で退職し人が減り、4月には新人が沢山くるので指導が必要
という状況でした。一般企業も同じなのかな。。。
ですので、4月の1カ月だけでも中堅として働ける人材がいてくれると助かります。
1カ月といわずとも、単発で数日、もしくは半日のみなど仕事を任せられる人がいるということは本当に助かると思います。
また、同時に育休中に就業することで職場の人間関係を保つことができたり
仕事の勘を保つことができるので、仕事復帰する際の不安が少ないのかなと思います。
2023年からは、男性の育休取得率の公表がマストになります
2023年4月からは1000人以上の企業における男性育休取得率好評が義務付けられています
これからは、日本企業に対して育休取得を義務付けるという状況を作り
日本の男性への育児参加の考え方を変えていこうという取り組みが行われています。
育休取得を断念した理由
育休をとりたくても取得できなかった人の半数以上が育休を希望しているといわれています。
取得断念した理由として
職場の雰囲気 経済面 仕事多忙 育休終了後の身分の保証 の点などがあるそうです。
育児休業給付金は、2014年より最初の半年間は67%へ引き上げて支給されているので経済面はそこまで心配ないのかなと思います。
しかし、職場の雰囲気ってありますよね。
そんな時には、アサーティブなコミュニケーションで育児休暇取得していきたいですね。
男性看護師の育児参加時間は2.2時間と言われています。
一般的には39分とされており一般的な時間よりは長いです。
そんな、男性看護師が育児休暇をとればもう一人出産してもいいかなと思う女性も多く出てくるのではないかなと思います。
男性の育児休暇取得がすすみ、出生率上昇へつながるといいですよね。
今回は、男性が育休を取りやすくなっているという現状、国としても男性の育児参加を必要と考えているという現状を子育て中のママや、これからパパになる方に知ってもらい育児に能動的に参加してほしいという思いを込めて紹介しました。
日本も男性が当たり前に育休を取得できる国になるといいですよね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
コメント、質問いただけると嬉しいです。