収入がもう少しあればいいのに、、、 子育てがひと段落したから、勉強したいな、、、 こんな風に思うことありませんか? そんな時、取っておけば必ず役立つ資格。 それが、看護師資格です。今回はこの看護師資格取得の方法をお伝えします。 私は、2児の母。看護師として18年病院などで働いてきました。 自分がこれから看護師資格をとるなら、どんな方法がいいか。 家事に育児、自分のケアなど時間がない中で、 どうしたら看護師免許取できるかについて書いていきたいと思います。

これを読めば、
- 看護師免許について知ることができます。
- 主婦でも看護師免許、准看護師免許取得するための過程を知ることができます。
看護師資格を持っていれば、活躍できる場所はたくさんあります。
看護師資格を取るまでにもたくさん壁があることも事実です。
看護師のバックグラウンドは様々、
一度社会人になり医療とは関係ない仕事をしてから、看護大学に進学し看護師になった人もいます。
そういえば、子供のころ看護師になりたいと思っていたなという方や、
今コロナ渦で活躍を期待されている看護師に興味がある方。
経済に左右されずに、一定の収入をキープしたい方
看護師を目指したいなと考えている方へ
主婦や、社会人であっても看護師を目指す方法をお伝えします。
看護師とは2つの資格がある
准看護師
都道府県知事が免許を交付します。
看護師
厚生労働大臣が免許を交付します。✰免許証は、賞状の形式です。
受験資格
それぞれの試験を受けるためには定められた教育を受けて、試験を受ける必要があります。
ですから、高校卒業している方でもその後最低3年間看護専門学校で、看護についてなどの勉強や実習を受け、単位を取得する必要があります。
最終学歴別・看護師になる方法
最終学歴:中学校の方
看護師国家試験を受けるためには、2つの道があります。
①高校衛生看護科に入学(3年間)→准看護師免許取得→看護師養成所で2年間通う→国家試験受験資格を得る
→国家試験合格し、看護師資格取得
②看護師養成課程(5年一貫過程)→卒業すれば看護師国家試験受験資格が与えられる
※5年一貫過程では、准看護師資格は取得できません
※3年通えば、高校卒業の資格を与えられます。その後特に受験はなく専攻科へ進み2年間勉強します
最終学歴:高校・大学・専門学校の方
①大学4年間(看護科、看護学科)へ進学→国家試験受験資格を得る→看護師
②短期大学3年間(看護学科、看護科)へ進学→国家試験→看護師
③看護専門学校3年間へ進学→国家試験→看護師
今准看護師免許を持っている方の看護師免許取得方法
准看護師として実務経験2年以上ある方(中学校卒業の場合は実務3年)
→看護師学校養成所2年過程または、看護師学校養成所定時制(3年過程)へ進学する
https://youseijo.mhlw.go.jp/kangoschool/wamkngK0011Action.do?menuCd=01&shikakuCd=03&dispKateiCd=02看護師養成所一覧はこちら
准看護師として実務経験7年以上の方
→通信制2年へ通う
https://youseijo.mhlw.go.jp/kangoschool/wamkngK0011Action.do?menuCd=01&shikakuCd=03&dispKateiCd=03通信制看護師養成所一覧はこちら
※実務経験年数について
准看護師として勤務した年数で、就業場所や就業形態(常勤、非常勤、パート等)は問いません。勤務先での勤務証明書等が必要となる場合がありますので、詳しくは進学を希望される学校養成所へ直接お問い合わせください。 日本看護協会より
看護師・准看護師になる方法まとめ
准看護師免許(都道府県知事)取得方法
免許 | 入学要件 | 進学先 | 実務経験 | 看護師免許取得までの最短期間 | ||
准看護師 | 都道府県知事 | 中学卒業 | 高校衛生看護科(3年) | 看護師学校養成所2年 | 5年 | |
准看護師養成学校(2年) | 3年 | 看護師学校養成所2年 | 7年 | |||
高校卒業 | 准看護師養成学校(2年) | 看護師学校養成所2年 | 4年 | |||
准看護師学校養成所(2年) | 7年 | 看護師学校養成所(通信)2年 | 11年 |
看護師養成学校の受験内容が中学卒業程度のレベルです出題科目は、学校により2,3教科ということろが多いようです。
就職が困難ではない。一般的な職種に比べると就職しやすいです。
目指そうと思えば、看護師も目指すことができます。
なんと、7年の准看護師経験があれば通信2年で看護師を目指すこともできるのです。
看護免許(厚生労働大臣免許)取得方法
免許 | 入学要件 | 進学先 | 看護師免許取得までの最短期間 | |
看護師 | 厚生労働大臣 | 高校卒業 | 看護師養学校養成所(3年) 看護短期大学 | 3年 |
看護大学(4年) | 4年 |
高校卒業資格がある方は、看護師学校養成所が一番最短で看護師資格を取得することができます
看護大学と比較した際の看護専門学校のメリットデメリット
全国の看護師養成所学校は540以上あります。
看護大学 | 看護専門学校 | |
メリット | より専門的な内容が学べる 初任給や昇給のスピードが速い 一般教養も学ぶことができて将来 看護師以外の将来を目指すことも可能 専門学校と比較するとバイトなどの自由度高い | 費用が安め 短期間で看護師資格取得を目指せる 返還不要の給付奨学金があることが多い |
デメリット | 看護師として働くまでの期間が長い 学費が高め | 初任給が安い 実習など忙しく自由度が低い お礼奉公がある場合就職先が決まっている |
就業年数 | 4年 | 3年 |
取れる資格 | 看護師 保健師・助産師 大学による | 看護師 |
取得できる学位 | 博士/修士 | 専門士が付与される学校もあり |
学費 | 公立:250万円 私立:450-700万円 | 公立:60万円 私立:250万円 |
全国看護専門学校一覧はこちらhttps://www.nurseschool.info/nursingschool/index.html
全国の看護大学一覧はこちらhttps://www.nurseschool.info/university/index.html
尚、大学と専門学校の違いについて調べていると、
専門学校の方が即戦力になると書いてあることが多いですが、そんなことはありません
私は実際18年間病院で勤務してきて、
大卒の子と専門学校卒の子において実践での差を感じたことはありません。
新人のうちから、採血が上手な子なんていないです。
准看護師としての経験がある場合は別ですが。
実技においては数ですから、数を誠実にこなした人が上手になっています。
ですから、実戦での差は3年とか5年後に現れてきます。
(こつこつと考えながら実践を積んできたかによりますね)
ですから、実戦については気にせずに進学先を決めるといいと思います。
気になるお金のこと
そうは言っても、お金ないよー。という方も多いと思います。
でも、まだ子供の進学が残っているし、そんな時に自分が学校なんて通えない。というのが本音ですね。
もちろん!看護師のための学校にも各種お金の制度があります。
奨学金制度
・教育訓練給付制度
・母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業など
専門実践教育訓練給付制度
一定の要件を満たすと、社会人が看護学校を卒業しそこでかかった授業料などのうちの一部がハローワークから支給される制度です。
学費などのうち最大50%(年間上限40万円/最大3年間)が支給される制度です
さらに国家資格を取得して1年以内に病院に就職できると学費などの20%にあたる追加支給されます。
つまり、看護学校へ通った際にかかる学費の70%が戻ってくるかもしれないとい制度です。
こうした魅力的な制度もあります。ので一度看護師への転職や就職を検討してみても損はないかなと思います。
・看護師学校養成所2年課程(通信制)進学者に対する奨学金(日本看護協会:貸与型)他、
・自治体や病院が運営する奨学金もあります。
看護師学校養成所2年課程(通信制)進学者に対する奨学金(日本看護協会)
https://www.nurse.or.jp/nursing/education/scholarship/ninenkatei/index.html奨学金制度についてはこちら
ぜひ、興味がある方は目指してほしいと思います。
最後に
准看護師・看護師を目指す方へ
看護師は、学生として学校へ通っている時も課題や実習に追われ忙しく挫折する人も多い職業です。
働いてからも、死に直面したり、辛いこともあると思います。
しかし社会経験がある方や、家族の問題をいろいろ解決してきた方であれば学生とは違った視点を持ち、
乗り越えられることも多いと思います。
私自身、看護学生時代はほんとうにきつかった思い出があります。
でも、その時に一緒に実習を乗り越えた仲間は今でも友人として支えてもらっています。
そんな仲間を見つけられる仕事、看護師の魅力をこれからも伝えていきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
今後も何かお役に立つ情報を発信していきたいと思います。
コメント、質問、相談など頂けると嬉しいです。