出産後仕事復帰を検討している看護師の皆さん。
子育てと仕事両立できるのかなという不安ありますよね。
今回は、そんな不安を取り除き
育児と仕事を両立するために必要なこと6つ書いています。
私は、18年看護師をしています。子育て歴は10年以上。育休は1歳までとりました。そんな私の経験から得たことを書きたいと思います。
看護師の離職理由第一位は、妊娠、出産です。
この理由は、日本における根強い「三歳児神話」だと個人的に思います。
というか、私はそうでした😞💦
三歳児神話とは、『子どものために小さいころ(特に3歳までは)母親が育児に専念した方がよい』という説。広まったきっかけはイギリスのボウルビィという精神医学者の1951年(昭和26年)の報告書だといわれている』
3歳児神話について研究しているお茶の水女子大学の菅原ますみ教授 NHK生活ブログより
この考え方が
日本では、
【母性的養育】=母親の愛情
という形で広まってしまったそうです。
しかし、本来の「愛着理論」は
母親に限らず子どもからの働きかけに対し、
「いつも」応答的である。
これが大切という考え方です。
ですから、愛着関係を育むのは、
母親オンリーとも限らないし、
誰か1人だけという必要もないのです!
ですから、
いつでも子供に反応することが最も大切なのです。
そして!そのためには
自分が余裕を持つことが重要!
要は、時間ではなく、
育児の中身!質!なのです。
このブログを読めば、育児と仕事を両立するために必要なことが分かります。
こんな方へ向けて書いています。
・30、40代看護師、ある程度経験があり出産前は、チームリーダー以上を任されていた。
・出産後の仕事復帰について悩んでいる。
この記事を読むと
・育児と仕事を両立するための考え方がわかります。
・育児と仕事両立できるようにまずは時短で復帰を意識しましょう
大学病院や公立病院は時短勤務が確約されているが、小さい規模の病院では、時短申請するとパートを提案されたりすることがあります。
しかし!
そこは、
淡々と時短の権利を伝えていきましょう。
産休・育児休業から復帰する時短勤務を希望することは法律で認められています。
長期間、職場を離れていたために、復帰後しばらくの間は責任のある仕事を任せられず、補助的な仕事に就いてもらうことがあるかもしれません。しかし、育児・介護休業法では、労働者が育児休業や介護休業、子の看護休暇や介護休暇、所定外労働の免除、短時間勤務制度の申し出をしたこと、または取得したことを理由として、解雇、減給または賞与において不利益な算定を行うこと、昇進・昇格の人事考課において不利益な評価を行う、不利益な配置変更など、労働者に不利益な取り扱いをすることを禁じています(パートタイマー職員への身分変更はこの不利益な取り扱いに該当すると考えられます)。
日本看護協会より。
看護職の場合、女性が多い職場ですので、これらの制度を利用している人も多いと思います。
この看護協会の質問集には介護や育児に関することのみではなく、
ワークライフバランスに関する事項についての質問をまとめています。
仕事復帰する前に知っておくとよい制度の内容や、考え方も乗っています。
ワーママはもちろん、仕事復帰を検討している人も一度見ておくといいです。
情報があれば、上司に色々と言われても、論理的な話し合いができます。
制度に目を向けてみましょう。
また、
単純に管理者の知識不足ということもあるので、
自分を守るためにも情報があって損はないです。
・育児と仕事の両立のため自分の経験を踏まえて職場を探す。
自分の経験してきた領域をもとに、診療科や、部署(病棟・外来など)、治験、保育園看護師、訪問看護などをもとに、復帰先を探しましょう。
経験があるからまた同じ病棟で働こうと思いがちですが、病棟で働く=夜勤あり。
ということも忘れてはいけません。
病棟の経験があれば、復帰先は外来、クリニックなど、
自分の経験ある分であれば疾患や薬の知識があるので仕事に生かすことができます。
その他、基本的には日勤のみの職場をお勧めします。
日勤のみであれば、育児と仕事を両立するためにスケジュールが立てやすいです。
・保育園情報は、先輩ママに聞く
保育園情報は、市区町村のHPで調べることが可能です。
しかし保育園によっては、グレーな情報。実際に入ってみないとわからない情報があります。
この保育園は、買い物してからお迎えOKとか。
時短で働いても、延長保育の時間までにお迎えに来ればOKなど。
そういう情報をもってると便利です。
実際に通っている人に聞かないとわからない情報なので、
児童館に行ったり、先輩ママに聞くのが一番ですね。
または、認証保育園や認可外に入れば仕事の時間関係なく預かってくれるので、
お金を払って時間を確保するというやり方もあります。
保育園選び=通勤に便利なところ。と私は思っていたので最初の保育園は駅近の所に通っていました。
しかしその後3か所の保育園に通い
最初の保育園が厳しかったなぁ~と知りました。
- お迎えに5分遅れると注意される。→こんなことで注意される保育園は多分ないです。
- 2人目の産休の際に、妊婦健診以外は上の子を預けないでと言われてしまう。→上の子を預けても何の問題もありません
ということがありました。いろいろな保育園があります。
保育園入園前に知っておけば対策をとることができます。
・育児と仕事を両立するために仕事の目標をゆるーく立てる
時短で働くうちは自分の理想どおりの仕事ができません。
今までとは違う立ち位置で仕事をすることになります。そこで、ジレンマが生じます。
しかし、目標を緩く立てておけばそこを柱に仕事ができます。
例えば
- 復帰半年は、業務になれる。
- 1年までにスタッフに慣れる。
今は、この目標に沿っているということがわかれば自分も納得できて、気持ちが楽になります。
前進していないように思えて、
前進するための基礎固めのようなものなので、
最初はきついですが大切な時期です。
仕事の感覚が戻るまで頑張りましょう。
緊急ではないけど重要なことを淡々とこなす。
仕事と育児を両立する時に大切なことが、物事のタスク管理です。
そんな時にであったのが、「7つの習慣」という本でした。
漫画にもなっているのですぐに読めると思います。
この本では、問題点の優先順位の考え方を4つに分けています。
第一領域の分類のタスクは緊急度も、重要度も高いのですぐに取り掛かる必要があるのは誰でもわかります
大事なのは、
第2領域のタスクです!
重要だけど、緊急度が低いもの。
忙しいと、これを避けてしまいがちですが、とても大切です。
投資家ママ・斎藤麻衣子のHappy MoneyBlogより
基本的にワーママの一日は、時間がないです。
第二の領域は、意識しないとこなせません。
隙間時間に手をつけておく必要があります。
- 将来英語を話せるようになりたい。→英会話を始めておく。
- 認定看護師をとりたい。→情報収集し、取るまでにかかる期間や場所をリストアップ
- 会社に依存せず経済的自立したい。→副業(ブログ)など始める
第二の領域は緊急性がないことです。
ですが積み上げておくことで必ず形になります。
それに、チャンスもつかみやすいです。
ここを充実させておくと、自分に余裕ができます。
重要だけど緊急ではないこと 第二領域を充実させる意識をもちましょう
・人脈を大切にする
前の職場に復帰の場合は、情報収取が大切です。
それ以外の場合でも、知り合いがいることはとても重要です。
先に復帰した時短の人がどんな仕事しているかなどの情報を知る。
また、復帰前の病棟の雰囲気や上司の様子などを聞いておくと心の準備ができます。
電子カルテが変わっていたりするので、皆がどんな感じで働いているかなど聞いておくと心の準備ができますね。
3歳児神話は、あくまでも神話です。
保育者が幸せならば、子供も幸せになれます。
無理せず心の余裕をもって仕事と育児を両立できるように考えていけるといいなと思います。
私自身、子供の成長とともに
今後もワークライフバランスの取り方を学んでいきたいと思います。
これからも、いろいろな問題が出てくると思いますが、
育児にひと段落ってないのかなと個人的には思います。
しかし、問題の解決方法は必ずあります。
困ったら、とにかく相談していきましょう。
今回の自分の記事が育児をしながら仕事をする
皆さんの助けになれば幸いです。
コメント、質問、いただけると嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。