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療養型病院で働いていた私の経験談・慢性期病院の就職を検討している看護師必見。

くみ

💗看護師歴20年。2人の子供出産後も大学病院で働いています。 時短勤務終了し、今はフルタイム勤務 時短勤務の間にやっておけばよかったことを、皆さんに伝えたくてブログ開設しました。今は、病棟から外来へ異動してゆっくり働いています。

療養型病院と聞くと皆さんどのようなイメージをお持ちでしょうか?

落ち着いて仕事ができる。慢性期の患者さん。などのイメージを持たれる方が多いと思います。

私自身、大学病院で働いていますが、1年間療養型病院で勤務をしていました。准看護師さんも多く働く療養型病院での私の経験をもとに、療養型病院の特徴、仕事内容などを紹介していきたいと思います。

この記事は、以下の方へ向けて書いています。

・看護師として働いており、現在転職を検討している。または、復職を検討している。

・療養型病院の仕事内容に興味がある

療養型病院とは

療養型病院の種類は、2つに分かれています。

医療療養型病床:慢性期の患者さん、医療保険で患者に医療などのサービスを提供する

介護療養型病床:介護認定されている人に対して、介護保険でサービスを提供する。必要があれば医療も受けることが可能。

療養型病院と大学病院の違い

療養型病院と大学病院・スタッフの違い

療養型病院

療養型病院には医師・看護師・理学療法士などいますが、介護士が存在します。准看護師さんも多く働いています。

看護師は介護士さんと関わることが多いです。

介護士さんは主に、日常生活のお手伝いをします。おむつ交換、入浴介助、食事介助など

大学病院

大学病院には介護士さんはいません。看護補助者さんがいます。

看護補助者さんは、シーツ交換や患者さんの搬送、薬や書類の運搬など行います。看護補助者さんは、患者さんの日常生活の援助などはしません。

ここが療養型病院で働く看護師にとって、大きな違いだと思います。

療養型病院と大学病院・設備の違い

・療養型病院

医療機器や設備は限られています。また使用できる薬や点滴、テープ類、手袋などの医療材料も選択肢は限られています。その限られたなかで、いかに工夫して患者さんに対応していくかという所を考えていく必要があります。

・大学病院

大学病院は、高度医療を提供できる場所です。ありとあらゆる診療科であったり、呼吸器やと透析などの一般的な急性期治療を行う機械、その他の高度医療を提供できる施設、設備が整っています。認定看護師や専門看護師も多く在籍しています。

受け持ち患者人数の違い

大学病院の一般病棟:日勤看護師の受け持ち患者人数:4~6人程度

療養型病院の病棟 :日勤看護師の受け持ち患者人数:10人から16人程度

受け持ち患者の人数だけ見ると療養型病院は多いです。

・大学病院と療養型病院の年収の違い

療養型病院の給料には、看護師手当というのがついているのですが、基本給が安いです。従ってボーナスも安く、自分が以前に勤務していた大学病院との年収を比較すると100万円位低かったです。

月々の手取り額を比べても、療養型病院の方が数万円安かったです

療養型病院における看護師の役割

・患者の療養支援

急性期病院とは異なり、療養型病院は、慢性期であり長期にわたる療養の場となります。診療科は特に関係なく生活に置ける療養支援が看護師の大きな役割になります。

病院での生活を考えた時に、いかにその人らしく療養していくために支えていくかということが、看護師の大きな役割となります。

・慢性期での変化への対処

療養型病院の患者さんは、慢性期である方が多いです。慢性期にいる場合少しの変化に気付き異常のの早期を発見することで、患者の療養生活を維持することができます。療養型病院は、急変時に対応できる処置や医療行為が限られているため急変前の少しの変化に気づくことが大切になります。

療養型病院の看護師の仕事内容

1ルーチンワークが主体

  • バイタルサイン測定や記録
  • 決められた処置や点滴投与
  • 経管栄養、胃瘻、胃カテ、尿カテの管理 時々中心静脈栄養の患者さんの管理
  • 週2回お風呂の介助 口腔ケア 
  • 食事介助が多いので、介護士さんと分担して行います。
  • ナースコール対応
  • 与薬、医師へ処方依頼
  • 時々、CTなどの検査は系列の別の病院へ搬送するため付き添っていました。

お風呂の日は、担当看護師が決められていてその日は一日風呂に入れたり、着替えたり、またお風呂に言えたりと、お風呂介助をしていました。

私が働いていた病院では、清拭、おむつ交換 トイレ介助などの日常生活援助は、介護士さんが行ってくれます。

☆おむつ交換などの日常生活援助については、療養型病院であっても看護師が行う場合があるようなので、看護業務に専念したいという方は就職前に確認することをお勧めします。

2医療行為も、もちろんあります

慢性期の患者さんが多いので、ほぼ寝たきりの人が多いです。しかしそれぞれに処置があります。吸引や、胃瘻、褥瘡などの人はいます。

急性期病院の様に、毎日入院やオペや緊急入院と言われる突発的なことはないです。

ですから、勉強していけば対応できるので急な処置や行為にストレスを感じている人には合っていると思います。

療養型病院の看護師としてのやりがい(私の場合)

・ゆっくりと患者さんと関わることができる

入院や退院が基本的にありません。ですので、毎日同じ患者さんと関わることで信頼関係を築くことができます。また、毎日同じことを行うので、確実に医療処置(点滴のルート留置や採血、包交など)上手になります。

療養型病院で看護師として働くメリット

・定時で帰ることができる

療養病院では、ルーチンワークがほとんどです。自分で計画的に行えば、定時で帰ることができます

私が療養型病院に勤務していた時は、残業した記憶がありません。

慢性期の方が多いので状態は安定しています。急変があったとしても、医療処置は行わないので緊張感もあまりないです。

・療養型病院の看護師は、年配看護師が多いので若い子は大事にしてもらえる

療養型病院に就職した当時の私は、20代でした。看護師5年目くらいでした。

准看護師さんも多く働いていました。

しかし、療養型病院で働く看護師は、40代~70代くらいの方が多いです。皆さん大先輩です。

皆が採血の仕方や、包帯の巻き方まで丁寧に教えてくれたのでとても勉強になりました。

・転院の患者さんが来るときは、一人のみの受け持ちでOK

私が働いていた療養型病院では、転院の患者さんを受け持つ日は、転院患者さん一人だけ受け持てばいいことになっていました。転院の際は、書類が多かったり薬も確認するものが多いですが一人の患者さんと向き合うことができます。家族と話すことができるチャンスでもあるので、家族との時間も取ることができゆっくりと関わることができました。

・療養型病院の看護師業務はコントロールしやすいものが多い

まず第一に手術や緊急入院がありません。医師も常駐していないので看護師の判断が求められることが多いです。しかし、状態が変化することはほぼありません。ですから、日常生活支援が中心になるため看護師の判断で業務を進めることができます。

・夜勤は看護師一人+介護士さん1人で行う。

一人夜勤は、心細かったです。しかし慣れてしまえば自由です。慢性期の患者さんは、状態が安定しているので夜勤であっても、決まっている仕事をこなしてしまえば、消灯後は落ち着いていました

療養型病院で看護師として働くデメリット

・年配者が多いので新しい事を嫌う

 電子カルテの導入などはもちろん、その他何か新しいルールなどを導入する際はなかなか話が進まないというような事がありました。

・時々急性期病院の転院に付き添う必要がある

時々、急性期の治療を希望している方がいます。その場合状態が悪くなったら転院します。

私が療養型病院に勤務していた1年間で経験した急性期病院への転院は、1件のみです。その時は、救急車で付き添い、急性期病院の看護師や、医師に申し送りをしなければならず、久しぶりだったので緊張しました。

しかしあくまでも、医療処置を行うのは、急性期病院に転院してからです。

転院の際も聞かれたことに答えれば良いだけなので、特に慌てる必要はありません。

夜勤看護師は一人

メリットにも書いたのに、相反していますが一人が苦手な人は大変かもしれません。

夜勤は看護師一人です。30~40人弱の患者さんを一人で受け持たなければいけません。夜勤の医師は一人ですので、医師の診察をいらいしてもすぐに来ないこともあります。

介護士さんも一人います。他の階には看護師がいるので本当に困る時には、ヘルプを出せますが、他フロアの看護師も一人ですのでなかなか頼みにくい状況ではあります。

夜勤で末梢ルートが取れなかった時には、本当に泣きそうになりました。

・新しい薬や医療の知識はあまり得られない

基本的に使用する薬は限られています。そのそも色々な薬を置いてないです。

ですから、日々新しい医療知識や看護の情報は自分で意識しないと得ることはできません。

また、医療行為にも限界があります。先端医療に携わりたい、急性期医療の経験をしたいという方には向いていないと思います。また、認定看護師や、専門看護師を目指している人にはお勧めできません。

療養型病院看護師に向いている人

・日常生活支援中心の看護がしたい人

・同じ患者さんと深く、ゆっくり関れるような看護がしたい人

・他人が仕事をしなくても許せる人(年配の看護師が多いので仕事をしていないわけではないですが、やはりスピード面では若い子には劣るのでそうしたことから、自分ばかり仕事していると思ってしまうかもしれません)

・とにかく定時で帰りたい人

・いろいろな年代の人と、コミュニケーションをとることが好きな人

療養型病院に向いていない人

・おむつ交換などの日常生活支援が好きではない

・急変時の看護が好き

・同じことを繰り返すのが嫌い

・向上心が高く新しい、医療や看護などに興味関心がある。またそれを学びたい。

療養型病院の求人を探す際には、転職サイトに登録するのがお勧めです。

就職する前にお試しで働くことをおすすめします。

私が働いていた療養型病院は、私が勤務した1年間で3人以上就職して1年未満で辞めていきました。

療養型病院に就職し、数日で辞めた人もいました。理由は人それぞれだと思います。

就職エージェントを通せば、自分の希望の時間や給与、仕事内容などある程度折り合いをつけて探してくれます。そうすれば、自分に合う職場が見つけられて就職当日から「忙しい、大変」など連発せず、働く事ができると思います。

また、療養病棟でも回復期や急性期がミックスされている病棟もあります。

こうした病棟の状況も就職する前に転職エージェントに確認しておきましょう。

JOBメドレー求人サイトより https://job-medley.com/

転職サイトには、療養型病院の選択肢がない場合もあります。その場合は、キーワード検索をしましょう。

選択肢として療養型病院がある転職サイトもあります。いろいろなサイトをみて、採用内容など比較するのがお勧めです。

まとめ

療養型病棟、といっても様々です。実際の仕事は病院により異なるようです。今回は私自身の体験をもとに仕事内容をなどまとめてみました。看護師として復帰を検討している方、または今の職場からの転職を検討している方へ少しでも助けになれば嬉しいです。

最後まで読んで頂きましてありがとうございまじた。

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